バッテリー電解液注入方法(密閉式バッテリーの場合)
バッテリーを水平な所に置いてバッテリー本体上部のアルミテープをはがします。
バッテリー液の黒キャップをはずします。
(バッテリーの種類によっては、はじめから黒キャップがはずされて梱包されているものもあります。)黒キャップは後で密封栓として使用します。
しっかりと差し込み、このまま約20分程度放置して下さい。
この時バッテリー液のアルミテープは剥がさないで下さい。
このまま注入口に差し込むとアルミテープが破れて、自動的に注入開始となります。
バッテリー液が入っていかない場合は、バッテリー液のボトルを外さずに指で軽くその箇所をたたくと注入ができます。
注入したあと、内部で気泡が発生しバッテリー本体が暖かくなる場合があります。
(すぐに蓋をすると、液がふきこぼれバッテリーの性能がおちてしまいます)
約20分後、バッテリー液が残っていないことを確認してからバッテリー液の容器をはずしてください。
バッテリー液がこぼれたら、きれいにふきとってください。
黒キャップをバッテリー本体の差し込み口に合わせて軽く置いてください。
黒キャップは当て木などを使い6ヶ所を平均的に押し込み、 バッテリーの上面と同じ高さになるまで押し込んでください。
※黒キャップを1ヶ所づつ押し込まないでください。黒キャップの破損の原因となります。
これでバッテリー液注入完了です。
このまますぐご使用になれます。
バッテリー取り扱い時の注意
- ・法令により、液別タイプバッテリーは18歳未満への販売は出来ません。
- ・電解液は希硫酸ですので、取り扱いには充分ご注意下さい。
- ・希硫酸は、腐食性の強い化学薬品なので失明ややけどの原因となります。
- ・取扱時には保護メガネ、ゴム手袋を着用したうえ、十分にご注意下さい。
- ・電解液が目、皮膚、衣類、物についたときは、直ちに多量の水で洗い、飲み込んだときは直ちに多量の飲料水を飲んでください。
特に目に入ったときや飲み込んだときは、速やかに医師の治療を受けて下さい。 - ・バッテリーから水素ガスの発生(特に充電終期)があり、取扱いを誤ると引火爆発の原因となりますので、火気のあるところや密閉された場所で交換作業をしないでください。
- ・保管中または運搬時等に転倒、破損をして電解液が流出した場合、重炭酸ソーダ(重曹)などで中和(泡がでなくなるまで)してから、多量の水で薄めて洗浄してください。
腐食または汚染の原因となることがあります。